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日比野庵・メルマガ版 No.0020 2009.06.04
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こんにちは。日比野です。
今週は三国志ネタです。
■ 諸葛孔明の八卦の陣の本質はゲリラ戦法である
先日「レッドクリフ1」を遅ればせながらDVDでみた。
一言でいえば、三国志演義を更に演義にしたような感じ。三国志演義[演義]とい
うところか。
長坂の戦いに関羽がいるし、張飛の長坂橋仁王立ちも無い。三国志ファンには不
満が残る作品かもしれない。
戦闘アクションシーンは、ハリウッドをバリバリ意識したワイヤーアクションチ
ックなもので、魅せはするけれど・・・という印象。
それでも、スケールの大きさは堪能できたし、キャストの年齢を当時の登場人物
に近付けたというだけあって、見た目の感じは良く伝わってきた。あの集団にあ
って、孔明と孫権は若造に見えるのだな、と。
一番見た甲斐があったと思ったのは、クライマックスの八卦の陣。
八卦の陣は孔明が得意にしたとも言われているけれど、具体的にどういうものか
よく分かっていない。それをああいう解釈で映像化したのには目を見張らされた。
本当に孔明の八卦の陣がああだったかどうかは分からないけれど、仮にそうだっ
たとしたら、八卦の陣の本質はゲリラ戦法にあると思える。
敵を八卦の陣の奥深くに誘いこんで、内部の方陣の間の通路を兵士で封鎖したり
開けたりすることで、敵を小単位に分断包囲して、後は寄ってたかって殲滅する
考えは、各個撃破の定石に沿ったもので合理的なもの。だけど、一番の肝は門の
開閉によって相手を包囲すると同時に死角からも攻撃できるということだろう。
相手の突撃を受ける正面はあまり頑張らずにじりじりと後退して、相手の進撃速
度を鈍らせさえすれば良く、その隙に横と後ろを包囲して死角から叩けば一番味
方の被害は少なくなる。
そして、予想もしなかった箇所の門を開いて、突撃を掛ければ相手は大混乱に陥
るは必定。いつ何処から攻撃してくるか分からないというゲリラ戦法を正規軍の
陣立てとして作り上げてしまう所に孔明の孔明たる所以を見る思いがした。
☆━ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三国志は好きで、今でも読み返すことがあります。レッドクリフで中村獅童扮す
る甘興は甘寧がモデルで、史実にない出番が多くてオリジナルキャラになったと
か。甘寧といえば、横山光輝三国志の甘寧と魏延の区別が未だにつきません・・
(マイナーなネタですみません)
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