電子書籍について 

電子書籍も大分普及してきましたね。アメリカのアマゾンドットコムでは、去年あたりから、ハードカバーよりも『Kindle』向け電子書籍の販売数の方が上回っているそうです。 

そこで、ふと見つけた記事がこれ。 

電子書籍が紙に負ける5つのポイント 

この記事では、電子書籍には、紙の本にはかなわない側面が、まだあるとして次の5つを挙げています。 

1)読了へのプレッシャーがない。 
2)購入した本を1カ所にまとめられない。 
3)思考を助ける「余白への書き込み」ができない。 
4)位置づけとしては使い捨てなのに、価格がそうなっていない。 
5)インテリア・デザインにならない。 

…まぁ、なかには5のようにこじつけとしか思えない理由もあるのですけれども、大半は、技術革新で解決できる問題ではないかと思いますね。 

ただ、個人的に意外と無視できないと思うのは、電気・電池がないと読めないということです。紙の本は確かにかさばりますけれども、光さえあれば読むことができます。電子書籍は電池が切れるとお手上げですね。みなさんもそうかどうかは分かりませんけれども、私は本を読んでいて、いい感じに集中しているときに、無理矢理それを中断されるのが非常に嫌なんですね。著者と同じ思考を追って読んでいて、いわゆる思考のシンクロ状態にあるときに、それをブレークされるのが嫌なんです。一度切れたら、またシンクロしなおすのに時間がかかる。だから、電池寿命など、何かのことで直ぐ読めなくなってしまうなんてことのないようにはお願いしたいですね。 

日比野庵では、過去の記事をいくつかピックアップして纏め、電子書籍にしたことがあります。日比野庵のサイトのトップページにもありますけれども、次のものです。 

「日本的価値観の構造」 (でじたる書房) \399.-  
「未来技術大国日本」   (Puboo)     無料  

「日本的価値観の構造」は、日本の価値観・文化を考察したもので、でじたる書房さんから販売させていただいてます。これは登録さえすれば、だれでも電子出版できるシステムですので、作家志望の方はどんどん出版されては如何でしょうか。読むには「でじブック」という専用ツールのインストールが必要ですけれども、pdf形式でアップされている本もありますので、それはそのまま読むことができます。 

また、「未来技術大国日本」 はPubooさんから出してみたもので、ブラウザ上の専用テンプレートにブログ感覚で書き込むだけで電子書籍化できますから、使い勝手はこちらのほうが良いかもしれません。ただ、横書きしかないというのが、筆者的には残念なところで、その意味では縦書きに対応しているでじたる書房さんのほうが好みには合うのですけれども、epub形式への対応など、将来性はPubooのほうがあると思います。 

で、表の日比野庵では、この2冊だけ紹介しているんですけれども、実はもう一冊隠れて電子書籍化したものがあります。 

「直き真心持ちて 道に違ふことなく」   (Puboo)     無料  

これも、過去の日比野庵の記事から、政治系のもので面白いと思っている記事を再編集したものです。40ページほどの短いものですし、無料なのでよろしければどうぞ。(笑) 

なぜ、日比野庵で紹介していないのかというと、サイトで全く紹介しない場合に、果たしてどれくらいDLしていただけるものかのリサーチを兼ねて、非宣伝にしていたのですけれども、アップして4ヶ月ほどたって、大体わかりましたので、まずこちらで紹介させていただきます。m(__)m  



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