国際戦略コラムのFさん(以下、津田さん)と、園田義明さんとの出会いについて。 

国際戦略コラムに投稿を始めてから、1年と少し経ったころです。転機が訪れました。国際戦略コラムに、園田義明さんの講話会の参加者募集のお知らせがあったのですね。 

園田義明さんは、財団法人・国際平和協会主任研究員で、日本におけるネットワーク研究の先駆者といってよい方です。著作に、『最新・アメリカの政治地図』や 『隠された皇室人脈』などがあります。 

丁度その頃は、園田さんの『隠された皇室人脈』が発刊されてまもなくの時期でしたから、発刊記念という意味合いもあったように思います。 

私はこれはチャンスとばかり、参加を申し込みました。けれども、内心は、園田さんの講話会に行くというよりは、会場で国際戦略コラムの津田さんに遇えないかとの期待が大きかったのが正直なところでした・・・。 

園田さんの講話会については、以下の記事で簡単に報告しています。 

園田義明氏講話会参加報告 

講話会の会場で、私はめでたく津田さんと会うことができたのですけれども、津田さんは津田さんで、参加者名簿に日比野の名前があるのをみて、もしかして、と思っていたそうです。 

講話会の後、津田さんの紹介で、講師の園田さんと直接お話させていただいたのですけれども、驚いたことに園田さんは、私の事を知っていたんですね。 

何でも、園田さんは国際戦略コラムに投稿していた私のコラムをずっと読んでいて、津田さんに「日比野さんってどんな人?紹介してよ」と尋ねていたんだそうです。そのとき津田さんは「知らないよ、メールが送られてくるだけなんだから」と答えていたんだと言っていました。 

そのあと、場所を代えての懇親会になり、津田さんと園田さんとじっくりお話することができました。 

園田さんは私より4つ年上なのですけれども、私の文章について、ロジックが凄いよね、と言った後に続けた「いや、文章と本人のギャップについていけない。あの文章からみて、絶対自分より年上で50代か60代の人だと思ってた。こんな若い人だったとは」との言葉は、今でも忘れられません。 

そのとき私は、「そんなに年寄りくさい文章ですか?」と思わず返してしまったんですけれども、すかさず津田さんが、私に向き直って「いや精緻な文章」と言って下さいました。 

後で、津田さんから聞いたのですけれども、園田さんは、私の文章について「日比野さんの文章は頭にスッと入ってくる」と話していたんだそうです。 

津田さんも私の文章を読んだときに「この人は理系の人だ」と思っていたと言っていて、論の進め方についても、「日比野さんの文章は展開が面白いんだよ。こういくな~と思ったら、こうだからねぇ」と伸ばした手のひらを上から下に振りながら説明して下さいました。 

まぁ、論の展開については、私自身、意図的に展開を意識して、変化をつけながら書いていましたから、ちゃんと見てるんだなぁ、と感心すると同時に嬉しくもあったのですけれども、その辺りについては、また別の機会に…。 

ともあれ、この日の津田さんと、園田さんとの出会いは、私にとって確かにひとつの転機となったと同時に、地道な積み重ねの威力を強く感じた日でもありました。 

ブログを毎日更新しようという"小さな掟"から始まって、それが国際戦略コラムに定期的に投稿することに繋がり、そしてそれが、お会いしたいと思っていた知識人の方に、名刺交換なんかより遥かに大きな印象を与えていたのですね。わらしべ長者ではないですけれども、まさに"縁起の理法"を体感した瞬間でした。 

善因善果。良き種を撒けば、良き結果が得られるんですね。それがまた、人生をより良くしてゆく秘訣なのではないかと思うのです。 



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